下の子が生まれた後、幼稚園や保育園の送迎など、どうやって2人を連れて外出しよう…。
2人育児の移動手段に悩んでいるママ・パパ必見!
軽くて多機能な2人乗りベビーカー
KATOJI(カトージ)の 2-Seater(2シーター)
半年近くほぼ毎日愛用している2児の母が、使用感や良い点・悪い点について本音でレビューします。
2人乗りベビーカーを使って、快適でスムーズなお出かけを楽しみましょう♩
●2人乗りベビーカーを購入検討中
●2人育児の外出ハードルを下げたい
●「2シーター」の口コミが知りたい
●「2シーター」の使用写真が見たい
●「2人でゴー」との違いが知りたい
●「2シーター」のリクライニング角度がどれくらいか知りたい
2人育児の移動手段に2人乗りベビーカーを選んだ理由
うちの子は4学年差で、下の子が生まれた時、上の子はまだ幼稚園の年少でした。
我が家から幼稚園までは、大人の足で歩いて約20分かかります。
以前は電動自転車を使って送迎していましたが、下の子が1歳になるまで自転車は使えません。
最初の頃は下の子をベビーカーに乗せ、上の子を歩かせて通っていましたが、年少の子どもの足では登園に倍以上の時間がかかります。
用事があり急いでいる日や雨の日などは、長時間の通園にストレスを感じてしまっていました。
夏は熱中症も心配なので、2人とも乗せられてかつスピーディーに移動できる手段を検討した結果、2人乗りベビーカーを買うことにしました。
そこで選んだのは、KATOJI(カトージ)の 2-Seater(2シーター)というベビーカーです。
【KATOJI】の2人乗りベビーカー「2-Seater」
カトージとは
カトージはベビー用品の日本企業で、関東や大阪グランフロントなどに直営店があります。
良心的な価格で安心の日本製商品を多く出していると評判で、ベビーカーの購入にあたって不明点を電話で問い合わせた際にも、丁寧な対応をしてくださいました。
『2シーター』は旧モデル『二人でゴー』を軽量化した新商品
『二人でゴー』と言えば、「あぁ、あのベビーカーね」と気づく方も多いでしょうか。
『2シーター』は、『二人でゴー』をよりシンプルに、より軽量化させたベビーカーです。
今回の購入にあたり、『二人でゴー』の口コミを徹底的に調べて『2シーター』と比較検討しました。
その際に分かった『二人でゴー』との違いを後述したいと思います。
『2人でゴー』『2シーター』在庫状況
残念なことに、公式サイトではどちらも2022年7月現在では在庫なしとなっています…
公式サイトではありませんが、楽天市場では『2人でゴー』の在庫があるショップもあるみたいです。
品切れになるのも頷けるくらいの良い商品なので、これから入荷数を増やしてくれることを期待しています。
2022年8月現在、公式サイトでは入荷未定となっていますが、予約販売がされています!(8月末頃以降の発送になるとのこと)
ほぼ毎日愛用中の筆者による使用感レビュー
私が2シーターを購入した時には、発売からあまり日が経っていなかったので口コミが少なく、検討するのにやや困りました。
これから購入しようかと検討されている方の参考になれば…と思い、やや辛口ですが、使用感や良い点・悪い点を本音でつづっていこうと思います。
幅は普通のベビーカーと変わらず、長さは約1.5倍に
まずは大きさについて。
2シーターに買い替える前は、コンビのスゴカルを使っていました。
スゴカルは本体重量が約5㎏と、コンパクトで軽量なことが売りの商品ですが、それと比べても顕色ないほど2シーターもコンパクトなベビーカーです。
横幅は、一般的なサイズの1人乗りベビーカーと同じくらい。
スゴカルと比べても、ほとんど差はありません。
狭い幅の改札でも問題なく通れます。
一方、長さは1人乗りベビーカーの1.5倍くらいあります。
ベビーカー前方は思っているよりも先の方にあるため、道路を渡る時や人混みの中を通る時には特に注意が必要です。
少し分かりにくいですが、操縦時の視界はこんな感じです。
前席に赤ちゃんを乗せる場合はベビーライナーがおすすめ
前席・後席ともにクッションがついています。
このクッションが、スゴカルと比べるとやや薄め。
うちの場合、後席には4歳児が座るので付属のクッションのみで十分でした。
前席は、使用可能期間の生後6ヶ月〜すぐに使用しましたが、腰がまだ座りきっていない赤ちゃんを乗せるには、心もとなく感じました。
段差などの衝撃がもろに伝わってしまうのでは…?
席内で左右にゴロゴロ転がりやすいのでは…?
と心配になったため、mela-B(メラビー)というショップのベビーライナーを敷いて使っています。
(柄の種類がたくさんあって、どれも可愛いです)
このベビーライナーはかなりぶ厚くふわふわなので、段差やデコボコ道でも安心して走行できています。
ベビーカー付属のクッションは取り外し不可なので、汗や汚れ対策にもなります。
前席ベルトはやや固いが5点式で安心
前席のベルトは、ベビーカーやチャイルドシートによくある、5点で留めるタイプのものです。
安全設計ですし、肩の部分にはパッドのようなクッションもついていて安心して使えます。
難点を挙げるなら、留め具の部分がやや固いことです。
ベビーカーにより個体差があるのかもしれませんが、わたしの使っているものはこれが結構固くて、ベルトをつけるのに毎回少し苦労します。
ですが、ゆるいよりは固い方が安心安全なので、問題なし!
前席フルリクライニング時の後席は立ち乗りのみ
後席では、立つことも座ることもできます。
ただし、前席をリクライニングさせると後席スペースが狭くなります。
我が家のように前席に低月齢の赤ちゃんを乗せる場合には、必然的に後席は立ち乗りになります。
リクライニングを中間の角度にすると、後席の子は前かがみになりますが、座れないこともありません。
後席は狭いがなんとか座って眠れている
リクライニング使用時にも後ろの子が座りたがるかなと思ったのですが、立ち乗りが楽しいようで、今のところ特に嫌がらずに乗ってくれています。
ホロは形状・長さともに改善の余地あり
後席に立ち乗りする子の視界を守るためには仕方がないのかもしれませんが、このホロの形状では、完全に日差しをガードすることができません。
1人乗りベビーカーのスゴカルでは、ホロを全て閉めた状態では完全に日差しをカットできました。
一方、2シーターでは前方もしくは後方のどちらかにホロを寄せると、どうしても屋根のない部分ができてしまいます。
そのため、西日などが当たらないようにするには、進む方角に合わせてその都度ホロの位置を調節しないといけません。
前席の子をホロでガードすると、後席の子は無防備に日にあたるし、そもそも後ろで立ち乗りしている場合にはホロを後ろ側に寄せることはできません。
なので、紫外線や強い日差しの気になる真夏には、UVカット素材のブランケットや日傘などのアイテムも必要だなと感じました。
荷物収納カゴの容量は大きいが出し入れしにくい
荷物カゴの使い方は2パターンあります。
- 後席と前席背もたれの間から入れる
- サイドのチャックを開けて入れる
カゴの容量は大きくて良いのですが、チャックの開く部分がカゴの大きさに対して小さいのが難点です。
大きめのマザーズバッグなどは出し入れに苦労するので、ハンドル部分に多機能ベビーカーフックを付けて、荷物は基本的にハンドルに掛けている実情です。
e.x.p.Japonのバギーフックを使っていますが、丈夫で多機能でとってもおすすめです。
操作性は抜群!タイヤが大きく小回りもきく
個人的には、これがとっても大きな “買ってよかったポイント” でした。
今まで使っていたコンビのスゴカルは、超軽量をうたっているので、タイヤも小さく小回りがよくききました。
ですが一方で、タイヤが小さいことにより、排水溝や踏切の線路の溝の部分によくハマってしまっていました。
2シーターのタイヤはスゴカルのより少しだけ大きいのですが、この大きさとタイヤ幅が絶妙でして!
溝にもはまることなくスイスイ進める上に、ダブルタイヤならではの小回りの良さ…すばらしいです!
スゴカルに比べて本体重量もプラス3㎏、さらに2人が乗るとなると、かなり操作性が悪いのでは…と懸念していましたが、むしろスゴカルより安定して操作しやすいように感じました。
スゴカルでは、踏切を渡る度にタイヤを持ち上げて走行させていましたが、線路の溝を気にしなくてよくなったことで本当にストレスフリーになりました。
取り外し可のフロントガードはシンプルで良い
『2人でゴー』と『2シーター』では、フロントガードの仕様が違います。
『2人でゴー』のフロントガードには、飲み物が置けるように2つドリンクホルダーがついています。
一方、『2シーター』のフロントガードは、いたってシンプルな仕様。
- 飲み物が置ける仕様は確かに魅力的ではあるけれど、赤子の手の届くところに置くと、何かと不都合なのでは…?
- ドリンクホルダーのくぼんでいる部分にゴミや砂などが入り、不衛生になりやすいのでは…?
と考え、汚れてもさっと拭けるシンプルなフロントガードの方を選びました。
取り外しは簡単にできますが、付けたままの状態で乗せ下ろしが可能なので、わたしは常につけっぱなしにしています。
シンプルゆえに細く、おもちゃ等を通して付けておくこともできて便利です。
リクライニング3段階の写真・『二人でゴー』との角度の違い
リクライニングは3段階で、横から写真を取るとこんな感じです。
中間のリクライニング時
背もたれを一番起こした状態
フルリクライニング時の角度は130°で、生後6ヶ月から使用可能です。
ちなみに、『二人でゴー』の対象月齢は生後4ヶ月〜となっていますが、両者の違いは一体どこにあるのでしょうか?
この2ヶ月の差はどこに理由があるのか、カトージに電話で問い合わせてみました。
カトージからの回答と背もたれについての詳細を以下の記事でまとめています。
折りたたみ簡単で、2人乗りベビーカーには珍しい自立するタイプ
『2-Seater』を選んだ決め手のひとつは、折りたたんだときに自立することでした。
細いスタンドのようなもので立てているので、やや不安定ではありますが、きちんと自立します。
折りたたみはできても自立しない2人乗りベビーカーが多い中、自立してくれる点は選ぶ際の大きなポイントになりました。
(『二人でゴー』は折りたためますが自立はしません。)
折りたたみの操作自体も簡単で、慣れると片手でできるようになります。
【本体重量8.3g】トップレベルの軽さ
実際に使用して一番感動したことは、想像以上に軽い!ということでした。
本体重量は約8.3㎏。
ちなみに『二人でゴー』は本体重量約10.1kgで、軽さをウリにしているスゴカルですら約5㎏です。
そう考えると、驚くほどの軽さですよね!
子どもを2人乗せても、走行時にはそれほど重さを感じません。
ただでさえ子連れ外出時の荷物は多いので、ベビーカーがこれだけ軽いと本当に助かっています。
専用レインカバーはないが『二人でゴー』のもので代用可能
残念ながら、カトージ公式からは『2-Seater』専用のレインカバーは発売されていません。
仕方なく『二人でゴー』専用のレインカバーを購入して使っていますが、ややだぶつきがあるくらいで全く問題なくカバーできています。
ただし、レインカバーの中は結構蒸れます。
時々換気をしたり、暑い日には長時間使用しないなどの配慮が必要です。
シンプルで落ち着いた配色のデザイン
一番のお気に入りポイントは、シンプルで高見えするデザインです。
グレー・ブラック・ブラウンの落ち着いた配色に、無駄のないシンプルなフォルム。
このベビーカーを押していると、なんだかインスタに出てきそうなおしゃれ素敵ママになった気分で心がウキウキします。
子ども2人連れのお出かけが一気に楽になり、本当に買ってよかった神ベビーカー!
3万円以内で買えるとはいえ、すでにベビーカーは持っていたので、2人乗りに買い替えるかどうかすごく悩みました。
ですが、この『2-Seater』は期待以上の素晴らしい使い心地で、今では「買ってよかった!!」と声を大にして言えます。
このベビーカーのおかげで移動時間がぐっと短縮できました。
また、上の子が疲れてぐずったとしても「このベビーカーで出かけている限りは大丈夫!」と思えるほどの良き相棒になっています。
2人連れでの外出ハードルが下がったので、毎日無理なく快適にお出かけを楽しめています♩
お値段以上の高機能の「2シーター」、心からオススメできます!
この記事が、購入を悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。